発汗計とは
目に見えない微量な発汗を視覚化することができ、連続測定することで汗の可視化・定量化を可能にする装置です。
温熱性発汗・精神性発汗などの各種発汗現象を計測することができます。
発汗計の測定原理
(原理)換気カプセル法とは
キャリアガスを連続で供給しながら、カプセルを経由する前の湿度とカプセルを経由した後の湿度の差を比較演算し、発汗量に変換します。
運動・環境・情緒の変化に対する人の発汗変化を記録することができます。
《用途》
●運動学・行動学・健康領域
●被服学研究
●生理学基礎研究
●環境工学・人間工学 など
発汗測定には体重減少法・ミノール法・皮膚電位などありますが、換気カプセル法を用いた発汗計は発汗現象を可視化・定量化する装置です。
その他の発汗測定方法についてご興味のある方はPDFファイル(はじめての発汗測定)をご確認ください。
発汗計の操作は非常に簡単
発汗計は試験環境になじませて、検出カプセルを測定したい部位(皮膚)に直接貼るだけです。
発汗計の用途
発汗計は様々な研究分野(基礎研究)で使用されています。
運動
・運動時の温熱性発汗の測定(発汗増減の可視化)
・体温・熱中症の基礎研究
環境
・住環境の快適性の評価
・労働環境における熱中症研究
被服
・衣服・スポーツウェアの機能・快適性の評価
医学研究分野
・発汗機能の測定(QSART)
・リハビリテーション効果の評価
・生理学基礎研究(精神性、運動性、味覚発汗)
化粧品
・スキンケア製品の評価
・皮膚の状態の評価
心理学
・精神性発汗(情動の変化)の測定